
仕組み・価格の動き・種類・買い方までやさしく解説
ニュースでよく聞く「国債」。
* 国債の利回りが上がった
* 国債を大量発行
* 長期金利が上昇
なんとなく難しそうですが、しくみは意外とシンプルです。
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1. 国債ってどんなもの?
国が発行する「借用書」
国債とは、
国がお金を借りるときに発行する証書 です。
つまり、
私たちが国にお金を貸す
↓
国はあとで利子をつけて返す
という仕組みです。
たとえるなら、「国版の借用書」や「国のローン」のようなもの。
なぜ国はお金を借りるの?
* 年金や医療などの社会保障
* 道路やインフラ整備
* 災害復旧
* 景気対策
税金だけでは足りないときに、国債を発行してお金を集めます。
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2. 国債の価格はなぜ上がったり下がったりするの?
基本のルール
国債の価格と金利(利回り)は逆に動く
価格が上がる → 利回りは下がる
価格が下がる → 利回りは上がる
どういうときに価格が動く?
金利が上がりそうなとき
市場の金利が上がると、「今持っている低金利の国債は魅力が弱い」となり、売られます。
→ 国債価格は下がる → 利回りは上がる
景気が不安なとき
景気が悪くなりそうなときは、「安全資産」といわれる国債が買われやすくなります。
→ 国債価格は上がる → 利回りは下がる
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3. 個人向け国債の種類と詳細比較
個人が購入できる「個人向け国債」には3種類あります。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 種類 | 変動10年 | 固定5年 | 固定3年 |
|---|---|---|---|
| 満期 | 10年 | 5年 | 3年 |
| 金利タイプ | 変動(半年ごと見直し) | 固定 | 固定 |
| 最低保証利率 | 年0.05% | 年0.05% | 年0.05% |
| 元本保証 | あり | あり | あり |
| 中途換金 | 発行後1年経過で可能 | 発行後1年経過で可能 | 発行後1年経過で可能 |
| 中途換金時の注意 | 直近2回分の利子が差し引かれる | 同左 | 同左 |
| 向いている人 | 金利上昇が期待できる時期に◎ | 今の金利が高いと感じる時期に◎ | 短期で確実に運用したい人 |
どの国債を選べばいい?
変動10年がおすすめのケース
- 今後金利が上がりそうな局面(金利上昇局面)
- 長期で安全に運用したい
- インフレに備えたい
固定5年・固定3年がおすすめのケース
- 購入時の金利が高く、固定したい
- 5年・3年以内に使う予定がある資金
- 複雑なことを考えたくない
初心者には変動10年が人気です。金利が低くなりすぎる心配がなく(最低0.05%保証)、金利上昇局面でも自動的に利回りが上がるため、長期保有に向いています。
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4. 国債の購入方法ステップ(ネット証券での買い方)
個人向け国債は証券口座を持っていると、ネットで簡単に購入できます。
SBI証券での購入手順(例)
STEP 1:SBI証券の口座を開設する
SBI証券の公式サイトから口座開設を申し込みます。
オンライン申請で最短翌営業日に完了することが多いです。
STEP 2:口座に入金する
購入したい金額(最低1万円から)を口座に入金します。
銀行振込やコンビニ入金で対応しています。
STEP 3:「個人向け国債」を検索する
SBI証券の画面から「債券」→「個人向け国債」を選択します。
購入可能な国債の一覧(募集期間中のもの)が表示されます。
STEP 4:種類と数量を選んで注文する
変動10年・固定5年・固定3年の中から選択。
購入単位は1万円(1万円から購入可能)です。
STEP 5:受渡日以降に保有開始
申し込み完了後、受渡日に口座内で保有が確認できます。
購入のポイント
- 個人向け国債の募集は毎月行われています(通常、月の前半2週間が募集期間)
- キャンペーンで現金還元や特典が付くことがある
- 1万円から始められるため、まず少額で試すのもあり
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5. 国債のメリット・デメリット
メリット
- 安全性が高い:日本国が保証しているため、デフォルト(債務不履行)リスクが極めて低い
- 元本保証:個人向け国債は満期まで持てば元本が戻ってくる
- 定期的に利子がもらえる:半年ごとに利子(クーポン)が支払われる
- 少額から始められる:1万円から購入可能
- 途中換金できる:急な出費があっても1年経過後は換金可能
デメリット
- 利回りは低め:株式や投資信託に比べると期待リターンは低い
- インフレが進むと実質価値が下がる:金利を超えるインフレ率になると損になる可能性
- 中途換金時にペナルティ:1年以内は換金不可、換金時に直近2回分の利子が差し引かれる
- 長期間資金が拘束される:特に10年国債は長期のコミットメントになる
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6. インフレ下での国債の考え方
最近は物価上昇(インフレ)が話題になっています。
インフレ下での国債はどう考えればよいでしょうか。
インフレと国債の関係
インフレが進むと、
- お金の価値が下がる
- 物の値段が上がる
- 銀行預金の実質価値が目減りする
国債も同様で、利回りがインフレ率を下回ると「実質的にはマイナス」になる可能性があります。
それでも国債を選ぶ理由
とはいえ、国債には「元本が確実に戻ってくる」という最大の強みがあります。
インフレ対策を意識するなら:
- 変動10年国債:金利が上がれば利回りも上がる(一定のインフレ対応効果あり)
- 株式・投資信託との組み合わせ:リスク資産と安全資産のバランスをとる
- 現金・預金だけより少しマシな選択肢として位置づける
国債は「リターンを最大化するもの」ではなく、「元本を守りつつ最低限の利子をもらうもの」です。
安全資産の一部として組み込む考え方が合理的です。
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7. まとめ(初心者向け)
国債とは、
国が発行する借用書・国にお金を貸して利子をもらう仕組み
初心者が知っておくべきポイント:
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 買う場所 | 銀行・証券会社・ネット証券 |
| 最低金額 | 1万円から |
| 安全性 | 元本保証あり(個人向け国債) |
| おすすめ種類 | 変動10年(金利上昇局面に強い) |
| 向いている人 | リスクを取りたくないが少しでも増やしたい人 |
ニュースで「国債利回りが上昇」と聞いたら、
「価格は下がっているんだな」
と思い出せると、経済ニュースの理解が一段深まります。

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よくある質問(FAQ)
国債は個人でも買えますか?
はい、個人向け国債(変動10年・固定5年・固定3年)は1万円から購入できます。銀行・証券会社・郵便局などで購入可能です。元本割れしない安全な商品として知られています。
国債が「デフォルト(債務不履行)」になるとどうなりますか?
国債の利子や元本が支払われなくなり、保有者は大きな損失を被ります。日本国債のデフォルトは現時点では可能性が非常に低いとされていますが、財政悪化が続けばリスクが高まる可能性があります。
国債と株式投資の違いは何ですか?
国債は国が発行する安全性の高い金融商品で、満期まで持てば元本が保証されます。株式は企業の業績次第で価値が大きく変動しリターンも高い反面リスクもあります。リスク許容度に応じて使い分けましょう。
個人向け国債はどこで買うのが一番良いですか?
ネット証券(SBI証券・楽天証券など)が手数料無料で手続きもスムーズなためおすすめです。また、購入キャンペーンで現金還元が付く場合もあるため、複数の証券会社を比較してみてください。
国債の利子はいつ受け取れますか?
個人向け国債は半年ごとに利子が支払われます。例えば1月に購入した場合は7月と翌1月に利子が振り込まれます。
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