埼玉県鴻巣市の「手打うどん 長木屋」で、名物の川幅うどんを食べてきました。麺の幅は約8センチ。
明治24年(1891年)創業、130年以上この地で味を守り続けている老舗です。

川幅うどんは鴻巣のご当地グルメ。平成20年に鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が国土交通省から日本一(2,537メートル)と認定され、それにちなんで生まれました。
定義は「麺の幅が5センチ以上」。長木屋のものは幅約8センチ・長さ30〜40センチあり、「第12回 埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝しています。
川幅うどんは4種類。定番うどんは550円から

季節限定があるので、行く時期で選べるものが変わります。
- 川幅彩うどん … 990円(水菜・大根おろし・花かつお・温泉玉子。熱・冷どちらも)
- こうのす川幅うどん … 1,034円(ひき肉・玉子・水菜でコウノトリの巣を表現)
- 川幅ごま汁うどん … 1,045円(7〜9月の夏限定。つけ麺スタイル)
- 川幅御三家うどん … 1,067円(10〜6月の限定)

川幅うどんばかり注目されがちですが、定番メニューも充実しています。かけ550円、鴨南ばん1,089円、鍋焼き1,265円。冷たい方も、もり550円から天ざる1,265円まで。
丼ものは味噌汁・漬物・ミニサラダ付きで、お米は埼玉県産。+220円で味噌汁を小うどんに変えられるので、「うどん屋に来たけど丼も食べたい」を1杯で両立できます。
川幅彩うどん 990円
選んだのは、彩りがいちばんきれいな川幅彩うどん。この日は冷たいつゆで注文しました。

薬味の小皿(ねぎ・わさび・揚げ玉)とれんげが付いてきます。

水菜の緑、大根おろしの白、温泉玉子の黄、花かつおの茶。メニューの「荒川河川敷の季節の色をイメージしました」という説明どおりの彩りです。
この時点ではまだ、麺の全貌が見えていません。箸で持ち上げると…

これです。幅8センチ。麺というより、もはや布に近い。
見た目のインパクトばかり注目されますが、食べてみると味は驚くほど正統派でした。北海道産小麦100%の麺はもちもちしていて、噛むとしっかり跳ね返してきます。つゆは鹿児島産の鰹節でとった天然だしで、化学調味料は一切不使用。塩気が強すぎず、小麦の香りを邪魔しません。
途中で温泉玉子を崩すと、だしと絡んでまろやかに変わります。1杯で2度おいしい。
食べ方でひとつだけ。すすろうとしても物理的にすすれません。箸で持ち上げて少しずつ噛み切るのがおすすめで、れんげを受け皿にするとつゆが飛びません。白い服の日は特に。
そして思った以上に満腹になります。麺の面積が広いぶん食べ応えが相当なので、大盛りにするかは1杯目を食べてから決めるのがおすすめです。
川幅うどんを家で
長木屋の川幅うどんは、持ち帰りや通販の案内が見つかりませんでした(2026年10月時点。お店のテイクアウトは、もりうどんや丼ものです)。鴻巣市のホームページでは、市内の製麺所2軒がお土産用の川幅うどんを売っていて、地方発送もできると紹介されています(2024年11月更新の情報)。どちらも長木屋とは別のお店です。
- 吉見屋製麺所:川幅うどん(乾麺)3人前570円・電話048-541-0161
- 鷲屋製麺所:川幅うどん2人前540円・電話048-541-0318
- 鴻巣市「こうのす川幅グルメ」(鴻巣市の公式ページ)
手打うどん長木屋の店舗情報
- 住所:埼玉県鴻巣市本町5-5-2
- 電話番号:048-541-0371
- 営業時間:11:30〜14:30/17:00〜19:30
- 定休日:毎週木曜日・第2金曜日
- アクセス:JR高崎線「鴻巣駅」から徒歩約5分
- 駐車場:あり(計7台)/自転車ラックあり
- 創業:明治24年(1891年)
公式サイトに「ご注文をいただいてからうどんを茹で始めます」とあるとおり、混雑時は時間がかかります。打ちたて茹でたての裏返しなので、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
川幅うどんは数に限りがあるので、確実に食べたいなら早めの時間に。
埼玉のうどん・そばなら熊谷・六兵衛そばのそばランチもどうぞ。チェーン店の半額デーを狙うなら丸亀製麺「釜揚げうどんの日」の攻略法もおすすめです。