埼玉県鴻巣市の「手打うどん 長木屋」で、名物の川幅うどんを食べてきました。麺の幅は約8センチ。丼が運ばれてきた瞬間、思わず「これ、うどん?」と声が出ます。
明治24年(1891年)創業、130年以上この地で味を守り続けている老舗です。
この記事でわかること
- 川幅うどんとは何か(鴻巣で生まれた理由)
- 長木屋のメニューと値段(川幅うどん・定番うどん・丼もの・一品料理)
- 「川幅彩うどん」を実食したレポート(写真あり)
- 幅8センチの麺を食べるときのコツと注意点
- 店舗情報・アクセス・駐車場
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川幅うどんとは?日本一の川幅から生まれた鴻巣のご当地グルメ
川幅うどんは、鴻巣市のご当地グルメです。
平成20年(2008年)、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が、国土交通省から日本一と認定されました。その幅、2,537メートル。これにちなんだグルメをつくろうと考え出されたのが川幅うどんです。
- ご当地グルメとしての定義は「麺の幅が5センチ以上」
- 長木屋の麺は幅約8センチ・長さ30〜40センチ
- 長木屋は「第12回 埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝
数字だけではピンと来ないと思いますが、実物はうどんというより、きしめんを何倍にも引き伸ばしたラザニアのような見た目です。
長木屋のメニューと値段【2026年8月時点】
名物の川幅うどんは4種類
季節限定があるので、行く時期によって選べるものが変わります。
- 川幅彩うどん … 990円(水菜・大根おろし・花かつお・温泉玉子。荒川河川敷の季節の色をイメージ。熱・冷どちらも選べます)
- こうのす川幅うどん … 1,034円(ひき肉・玉子・水菜でコウノトリの巣を表現。熱・冷どちらも選べます)
- 上流・下流の2537川幅ごま汁うどん … 1,045円(7月〜9月の夏限定。ごまの香りのつけ麺)
- 川幅御三家うどん … 1,067円(10月〜6月の限定)
いずれも税込価格です。大盛りは+143円、特盛りは+242円で対応してもらえます。
定番のうどん・そばは550円から
川幅うどんばかり注目されがちですが、定番メニューがしっかり充実しているのがこのお店の実力です。温かいうどん・そばはかけ550円から。
- かけ 550円/たぬき・きつね 616円/肉 759円
- カレー 836円/おかめ・あんかけ 858円/鴨南ばん 1,089円
- ぶんぶく鍋 1,001円/鍋焼き 1,265円/けんちん(冬季)1,045円
冷たいうどん・そばも、もり550円から。
- もり 550円/ざる 682円/みぞれ 803円
- 山かけ・あげもちおろし 957円/鴨汁 1,089円/サラダうどん(夏季)1,045円
- 天もり 1,100円/天ざる 1,265円
丼もの・天ぷら・一品料理も揃う
御飯類は味噌汁・漬物・ミニサラダ付き。お米は埼玉県産を使っています。
- 玉子丼 825円/肉丼 935円/かき揚げ丼 913円
- 親子丼 1,045円/カレー丼 1,056円/カツ丼 1,100円/天丼 1,089円
- 天ぷら定食(天ぷら盛り合わせ・御飯・小うどん)1,386円
天ぷらは単品でも頼めます。えび天1枚352円、いか天1枚210円、かき揚げ天1枚187円。うどんに1枚だけ足す、という使い方ができるのがうれしいところです。
一品料理も充実していて、ごまあえ396円、月見とろろ572円、川えびの唐揚げ550円、とり焼き825円、鴨焼き1,012円など。ビール・日本酒・焼酎も揃っているので、夜は軽く一杯やってからうどんで締めるという使い方もできます。
知っておくと得する3つのセット
- Aセット(+440円)… ミニ鳥焼き丼・ミニサラダ・漬物が付く
- Bセット(+352円)… ミニかき揚げ丼・ミニサラダ・漬物が付く
- うどんセット(+220円)… 丼ものの味噌汁を小うどんに変更できる
特に覚えておきたいのが3つめです。丼ものを頼むとき、+220円で味噌汁を小うどんに変えられます。「うどん屋に来たけど丼も食べたい」を1杯で両立できるので、初訪問で迷ったときの答えになります。
テイクアウトもあり、もりうどん(パック入り)594円、天丼1,047円、カツ丼1,058円などが持ち帰れます。
「川幅彩うどん」(990円)を実食
選んだのは、彩りがいちばんきれいな川幅彩うどん。この日は冷たいつゆで注文しました。
運ばれてきたのがこちら。薬味の小皿(ねぎ・わさび・揚げ玉)とれんげが一緒に付いてきます。
上から見ると、水菜の緑、大根おろしの白、温泉玉子の黄、花かつおの茶。メニューの「荒川河川敷の季節の色をイメージしました」という説明どおりの彩りです。
この時点ではまだ、麺の全貌が見えていません。箸で持ち上げると——
これです。幅8センチ。麺というより、もはや布に近い。
見た目のインパクトばかり注目されがちですが、食べてみると味は驚くほど正統派でした。北海道産小麦100%の麺はもちもちしていて、噛むとしっかり跳ね返してきます。つゆは鹿児島産の鰹節でとった天然だしで、化学調味料は一切不使用。塩気が強すぎず、小麦の香りを邪魔しません。
途中で温泉玉子を崩すと、だしと絡んでまろやかに変わります。1杯で2度おいしい構成です。
幅8センチの麺を食べるコツ
初めてだと確実に戸惑うので、先に書いておきます。
- すすろうとしない。麺が大きすぎて物理的にすすれません。箸で持ち上げて、少しずつ噛み切るのが正解です
- れんげを受け皿に使う。麺の下にれんげを添えて口へ運ぶと、つゆが飛びません。白い服の日は特に有効です
- 薬味は後半に足す。前半はだしの香りをそのまま楽しんで、後半にねぎ・わさび・揚げ玉を投入すると最後まで飽きません
- 温泉玉子は中盤で崩す。最初に崩すと、序盤から終盤まで同じ味になってしまいます
正直な注意点をひとつ。この麺は思った以上に満腹になります。見た目の量は普通の一人前ですが、麺の面積が広いぶん食べ応えは相当なもの。大盛りにするかどうかは、まず並盛りを食べてみてから判断することをおすすめします。
手打うどん長木屋の店舗情報・アクセス・駐車場
- 店名:手打うどん 長木屋(ながきや)
- 住所:埼玉県鴻巣市本町5-5-2
- 電話番号:048-541-0371
- 営業時間:11:30〜14:30/17:00〜19:30
- 定休日:毎週木曜日・第2金曜日
- アクセス:JR高崎線「鴻巣駅」から徒歩約5分
- 駐車場:あり(店舗前2台+店舗手前5台の計7台)
- 席:カウンター席・テーブル席・お座敷席
- その他:自転車ラックあり、テイクアウト可
- 創業:明治24年(1891年)
駅から歩ける距離にあり、駐車場も7台分あるので、電車でも車でも行きやすいのがありがたいところ。サイクリスト向けの自転車ラックまで用意されています。
なお公式サイトには「都合により早く終了する場合がございます」と記載があります。遠方から向かう場合は、事前に電話で確認しておくと確実です。
よくある質問
Q. 川幅うどんの麺はどれくらいの幅ですか?
長木屋の川幅うどんは幅約8センチ、長さは30〜40センチほどあります。ご当地グルメとしての「川幅うどん」の定義は幅5センチ以上なので、その中でもかなり大きい部類です。
Q. 温かいのと冷たいの、どちらも選べますか?
川幅彩うどんとこうのす川幅うどんは、熱・冷どちらも選べます。夏限定(7〜9月)の川幅ごま汁うどんは、つけ麺スタイルです。
Q. 待ち時間はどれくらいですか?
公式サイトに「ご注文をいただいてからうどんを茹で始めます。混雑時はお時間がかかることもございます」と明記されています。打ちたて・茹でたてを出してくれる裏返しなので、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。昼のピーク(12時前後)を外すと待ち時間を短縮できます。
Q. 駐車場はありますか?
計7台分あります(店舗前2台、店舗手前5台)。自転車ラックも用意されています。
Q. 川幅うどんは売り切れることがありますか?
公式サイトとメニューの両方に「数に限りがございます」と明記されています。確実に食べたい場合は、開店直後など早い時間帯を狙うのが安心です。
Q. 予算はどれくらいですか?
川幅うどんは990円〜1,067円。定番のかけうどんなら550円から。セットを付けても1,500円あれば足ります。
まとめ
- 長木屋は明治24年創業の老舗。名物の川幅うどんは幅約8センチ
- 川幅彩うどんは990円。熱・冷どちらも選べる
- 北海道産小麦100%・鹿児島産鰹節の天然だし・化学調味料不使用と、味は正統派
- すすらず、箸で持ち上げて噛み切るのが正しい食べ方
- 定番うどんは550円から。丼ものは+220円で味噌汁を小うどんに変更できる
- 鴻巣駅から徒歩約5分、駐車場は計7台。注文後に茹で始めるので時間に余裕を持って
見た目のインパクトで話題になりがちな川幅うどんですが、食べてみると老舗の手打ちうどんとしてきちんと美味しい一杯でした。定番メニューも一品料理も揃っているので、川幅うどんを目当てに行って、次は普通のもりうどんで実力を確かめる、という通い方もできます。
埼玉のうどん・そばなら、熊谷・六兵衛そばのそばランチもおすすめです。チェーン店の半額デーを狙うなら丸亀製麺「釜揚げうどんの日」の攻略法もどうぞ。